いよいよ低価格になってきた『家庭用3Dプリンタ/ELEGOO MARS UV 光造形式 3Dプリンター』を使ってみます(マイナーチェンジ機のELEGOO MARS PRO UVではなく多少安い方です)。
しかも扱いやすい水洗いできる『ウォッシャブルタイプのUVレジン』で造形させます。
今回Amazonで注文した本体とウォッシャブルタイプUVレジンはこちら↓
この二つ以外には一時保存に使う容器と計量カップを百均で購入してきました。
それでは機材開封を紹介していきます。
本体とUVレジン液共に、しっかりとした包装で、本体には付属品が何やらたくさんです。
本体セットの手順
取り付けてあるレジンを注ぐ容器部分の『バット』を取り外します。
両方のネジを緩めてから台座側のLCD部分を傷つけないように、多少上に押しながら引き抜きます。
コンセントを挿し背面のスイッチをオンして電源を入れたら液晶パネルの『Tool』をタッチ。
『Manual』をタッチ
『上矢印』を3回ぐらいタッチしてプラットフォーム部分を上にあげます。
空いた隙間にA4のコピー用紙などを一枚置く
付属の六角レンチでプラットホームの傾き具合を固定しているネジを2つ緩める。
緩めると1センチほど下にズレ落ちブランブランになります。
このブランブランな状態にすることで調整の遊びを確保しておきます。
左の2段目の「山」の様な形をしたフラットフォームを下げるボタンを押すと下がりますので、台座と紙にピタッとついたところで、自動で上下に3回ほど動きます。
止まったところが最下部状態となります。
問題なければ静かに再び六角レンチで締めます。
重要)『Set Z=0』をタッチして最底部の高さを記録させます。
フォームを上に何回かあげ、『バット』を台座に戻してあげればセット完了です。
いよいよ水洗い可能なUVレジン液(グレー)を本体に入れていきます。
ちょっとした小物であれば100ml。心配であれば200mlで十分ですが、
出力する際、「CADソフト」でモデリング後は出来上がったデータを「スライサーソフト」ので3Dプリンター機種別に設定しますので、その際出力に必要なレジン液の量が表示されるので参考にして決めます。
計量カップに注いで本体に注ぎやすくします
タンクの7割ぐらいの高さまで注ぎました(プラットホーム部分が浸かって印刷されるので、その容積分水位が上昇します。溢れない様に控えめに。)
計量カップはラップや何かでフタをしておき、匂いが部屋中に広がる対策をしておきましょう。十分な換気も心がけてください。
3Dプリンタのフタケースを被せてサンプルデータの「チェスのコマ」を出力してみます。
4時間7分かかる様です。
出力開始。
窓を開け換気よよくした状態で無事の終了を願います。
4時間後↓
出力が終わりました。
タンクの残ったUVレジン液を戻してタンクをキレイに水洗いします。
透明フィルター部分は傷つくと穴が空き、レジン液が漏れて大変なことになる様ですので、慎重に洗います。
出力したオブジェクトには液が滴っているので軽くティッシュなどで吸わせてとります。
ネジを緩めてプラットホーム部分を本体から取り外します。
オブジェクトはしっかりプラットホームに張り付いているので剥がしていきます。
余分なUVレジン液はティッシュなどに吸わせて軽く綺麗にしておきます。
付属のヘラで思い切って振り下ろしてオブジェクトを剥がします。
軽くオブジェクトを上から押して隙間を開ける様な気持ちで力を少々かけながら、隙間にヘラをあてガツンとやります(割と固く固定されてます)。
外れたオブジェクトはそのまま水を流しながら余分なUVレジン液を流します。
「勢いあるシャワー」に切り替えできる洗面所の蛇口だと捗ります。
このままだとまだまだ柔らかいので、2次硬化作業に入ります。
「UVライトの機器」で光をUVを当てて硬化させます。
今はAmazonで売り切れてしまっていますが、「純正品のUVライト」は回転台も付いているので偏りなく照射できます。
設置が完了したのでカバーをかぶせます。
照射時間は固まり具合を確認しながら5分を3回程度おこないます。
照射開始!
固まり具合に納得したら(色が乾いた色になりレジンの匂いが少なくなれば)2次硬化終了で完成です。
今度はオリジナルの3Dデータを作って出力をしてみます!