『NEOGEO mini』モバイル化!バッテリー収納スタンドBOXを作る

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ネオジオミニのちょい足しを楽しんでいますが、購入時から作りたかった筐体下部のようなスタンドをプラ板加工で作ります。(2019.4.6更新)

もちろん持ち運びとケーブルレスの快適環境にするモバイル化の目的もあり、市販のモバイルバッテリーを収納して給電させます。

完成イメージ図。

高さは控えめに、安定性重視でコントローラー下まで伸ばします。
筐体らしさの再現を重視すると安定性がなくなりPLAYができないのでそこは割り切ります。

auショップで昔にもらったモバイルバッテリーを差し込む予定。
上面図
貼り合わせ図

プラ板の貼り合わせは強度が必要な為1.5mm厚を2枚重ねの階段状で強度アップを図りますが、果たして実際の使用時の耐久性が気になります;

「1.5mm厚の白プラ板」はヨドバシさんで調達して素材の確保ができたので、構造と図面を正確に起こしていきます。

要らない落書きも入っています。ゲームセンターの赤い椅子が子供の時の思い出。

2枚重ね構造なので計算間違いがありそうですが、可能な範囲でイメージを実際に描き出して板どおしの合わせ具合を想定してみました。

間違えてA4サイズに配置してしまいました;やり直し。

実際のサイズの図面起こし。B4のプラ板1枚で足りるように調整していきます。

最終図面完成!

細部の噛み合わせ等頭の中と図面で整合性をとって最終図面の完成です。

あとはこの寸法をプラ板で取っていくのですがこの作業はアナログなので気力が必要です。

図面の写し

『製図用の三角定規セット』で直角を維持して正確にプラ板に図面を起こします。

プラ板図面

プラ板への図面起こし完了です。

いよいよ『部品の切り出し』に入ります!

定規は垂直に上からしっかり押さえてずれないようにしてカッターを当てます

長定規とカッターで一挙にやってしまいます。

多少力をかけながらプラ板の表面に切り込みを入れて、曲げると、、

曲がらない時は、両端は爪の先を押し当てて力を入れると曲げられます。

綺麗に折れます。

スチロール樹脂製のプラ板は厚みがあっても加工しやすいです。

細かい幅のない部分を折り曲げる時はニッパーやラジオペンチで曲げます。

傷はついてしまうので、捨ててしまう部分にラジオペンチを当てます

細かい部分も綺麗に折れますが、L字の部分は簡単には割れないので、カッターで切り込み作業を細かく行えば多少荒れますが切り取れます。

上手くいかなくても後処理で整えれば問題ないので割り切ってどんどん進めます。

部品の切り離し終了です。

いよいよ組み立てに入っていきます。
仮組みをしてみると…?!

とりあえずメンディングテープを使い仮組みしてみたら…

あちこちで長さのズレが生じてしまいました。
1.5ミリの厚さがあるプラ板の工作は色々想定不足で失敗です。

気を取り直して図面から修正します。

失敗を経て修正版の作成開始!

当初のスケジュールも押しているので急いで図面から作り直しします。

ついでにバッテリーサイズも見直し、
・横7.5cm
・奥行き12cm前後
・高さ2.5cm
までの大容量モバイルバッテリーも入るように調整しました。(後ろ少し飛び出します)

安売りで2980円で買った12000ワット?ニンテンドースイッチ向けモバイルバッテリー
組み立て参考図も調整

2回目の作業なので割とサクサク図面のプラ板への写しとカッターの切れ目入れまで終了、
今回はL字の直角切り出しをなくして直線構成のみに変更したので、初心者の方でも作れるようになってます。(プラ板を折るのは少々力が必要ですが)

部品をプラ板を折りまくって取り出します。
テーブルの角に体重をかけて思い切って折るのがオススメです。

2回目の仮組み

今度の仮組みは成功です!
ついでに鋭角なエッジのある角はNEOGEOmini製品に傷をつける恐れがあるので、安全な丸みを紙やすりで削ってつくります。

いよいよ接着作業!

※接着剤仕様の際は窓をあけて換気を行なってください

部品は全て面と裏の2枚貼り合わせ構成ですのでプラモデル用接着剤で貼り合わせていきます。

面積が広いので、多めにタップリつけて塗ります。
液をこぼしたりはねさせないように注意します。

『プラモデル用マスキングテープ』で隙間を押し付けるように引っ張りながらぐるぐる巻き
大容量モバイルバッテリーも入ります

接着後は乾かないうちに『プラモデル用マスキングテープ』で引っ張って部品同士の隙間ができないように補助して固定します。

あとは乾燥して完全に固まるまで置いておきます。

完成!装着!


接着剤が乾いたのでテープを剥がしました。
状態も問題なさそうなので完成です!それでは装着していきます!

小型のモバイルバッテリーなら奥まで入り見えません。
大容量モバイルバッテリーは少しはみ出します

『USB端子C型ケーブル』は一番短い10cm程度のL字型を購入しました。
なかなか短いものがなくAmazonではこれだけでした。

だいたい想定イメージ通りですが、工作の難易度を下げるために構成は簡素に変更してます。

それでは電源オン!

いやぁ〜コードが見えない単体動作ですと自己満足ですがさらに魅力増です。

リビングのテーブルの上で楽しんでみます!

追加作業でより筐体らしく

Amazonで1000円

SNK公式の貯金箱スタンドが発表されたので、触発されて底部の追加ディティールを作ります。

『ゴム板』を探して1000円で10mm厚を仕入れました。ホームセンターに足を運べばもう少し安い値段であるかもしれません。

ペンなどの線がゴムには書けないのでマスキングテープでカッティングライン取りをします。

本体サイズから上下左右1.5mm厚プラ板分の小さくして段差を再現します。

本体サイズから上下左右1.5mm厚プラ板分の小さくして段差を再現します。

10mmと厚さがあるのでカッターで切る作業は少々時間がかかります。怪我をしないように刃を動かす方向の先に指を置かないように注意しましょう。

周りを切り落としてから前くぼんだ部分を切りますが、力をかけにくい場所なので少しづつ何回も刃で切りつけて切り取ります。

くり抜けたら底板ゴム部分の完成です。

貼り付けはニチバンの「強力タイプナイスタック両面テープ」を使います。

こんな感じでわりとラフで問題ありません。

周りを1.5mm空けて中心に貼り付けます。

モバイルバッテリースタンドのディティールアップ完了です。
それでは合体!

下が黒くなるだけで存在感と安定感とちょっとだけ高さが増します!

さて、次は貯金箱機能でも付けましょうか(笑)。

『図面』公開してます!※ゴム板はナシ

これまでの工程を経て作成した図面を公開してます↓

『タミヤ製 B4サイズ 1.5mm厚 白プラ板』一枚と接着剤
シャープペンとカッターと定規があれば同じものが作れます。

※こちらから図面と作り方のファイル落として使ってみてください(85KB)
→『モバイルバッテリースタンド図面と作り方ファイル

それではまた進展ありましたら更新します。ではまた!

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